【ゆるポタ詐欺・貧脚詐欺とは?】意味と理由を徹底解説【ロードバイク乗りの言葉|ゆるポタ】
はじめに
皆さん、「ゆるポタ詐欺」という言葉、聞いたことありますでしょうか?
この言葉はあまり公で使われているものではありませんが、ローディー達が日々心で感じていることなんです。
そもそも「ゆるポタ」とはゆるいポタリングの略で、ちょっくら軽いポタリングでも行きましょう〜というお誘いに使われることが多いです。
主にサークルに入られている方は「ゆるポタ行きましょう」という会をよく見かけるのではないでしょうか。
ただ!ゆるポタには多くの罠が存在し、それによって苦しむ初心者が多くいるんです。
では、どんな苦しみがあるのでしょうか。
多く見られるゆるポタ詐欺の例
「ゆるポタ会に行ってみると、初心者の集団ではなかった!」
「初心者が多いですと書いてあるのに、初心者のレベルが高かった...」
「リーダーが速く走りすぎて見えなくなってしまった....」
「貧脚って言いながらこの人ぜったい貧脚じゃないやん!」
この辺りが当てはまると思います。
なぜこんなことが起こるのか、またローディーの常識は常識ではないのか。
さっそく分析して行きたいと思います。
【 ゆるぽた詐欺1 初心者詐欺】
「ゆるポタ会に行ってみると、初心者の集団ではなかった!」
「初心者が多いですと書いてあるのに、初心者のレベルが高かった...」
について。
これらは一番多く見られるゆるポタ詐欺ではないでしょうか。
ロードバイクを始めた方がサークルに参加したあと、初心者として「行きたい!」と感じる募集って、ゆるいものですよね。
「初心者大歓迎!ゆるポタ会を開催します。初心者だらけのゆるゆるライドです!」
などと書かれていればどんな初心者も参加してみたくなるはずです。
ただ、これは90%の確率で言えるのですが(ロードバイク女子調べ)、ほとんど初心者じゃないんです。
では理由を分析していきます。
本物の初心者はすでに淘汰されている
もしあなたが
ロードバイクを1週間前に買ったばかり。
ウェアも本格的なものは持っていなく、ペダルはフラットペダル。
ギアもなんのこっちゃわからない。
レーパンは恥ずかしいし、とりあえず走ってみたいと思っている。
という初心者であるとします。
ですが、ほとんどのゆるポタ会にいらっしゃるローディーはレーパンにビンディングペダル、時速25キロで50キロのポタリングに行く可能性が高いんです。
もし10人以上のポタリング会であれば、フラットペダルの方も一人はいるかもしれません。
これは、初心者大歓迎のゆるポタ会に参加したが、本気度の差に驚愕してしまい初心者がいなくなってしまった、ということです。
ローディー達は初心者を初心者と思っていない
実際、キツイ話になりますがロードバイク界の初心者って、割とレベル3〜4ぐらいであることが多いんです。
レベルとは何かを説明すると....(私の独断と偏見混じり)の表を作ってみました。
つまり、ローディー達は
・ビンディングペダルに変えた
・ギアの変速も慣れてきた
・ロードバイク歴が半年を超えた
・早く走りたいと思うようになる
こういった方を初心者と呼んでいる可能性が高いんです。
なんども申しますが独断と偏見です。
そのため「ゆるポタ会に行ってみると、初心者の集団ではなかった」という現象が起きてしまうんですね。
【ゆるポタ詐欺2 貧脚詐欺】
「リーダーが速く走りすぎて見えなくなってしまった....」
「貧脚って言いながらこの人ぜったい貧脚じゃないやん!」
このパターンも時たま起こり、特に100〜300名ほどの大規模のサークルで起こることが多いです。
「初心者でゆる〜くポタリングに行きましょう!女性多数!誰でも大歓迎!」
こんな謳い文句が多いかもしれません。
この場合は実際に女性も多数いらっしゃいますし、本当に誰でも大歓迎な場合が多いです。
サークル内では「貧脚ですが、よろしくお願いします。」とリーダー自身が謳っており、上級者とのライドも初心者とのライドにも参加する特徴があります。
ただ、気をつけるべきはリーダーである場合があるんです。
こんなことが起こってしまいます。
・平均時速が25キロ以上(リーダーが先頭で速度を決める)
・休憩を考えずリーダーのペースで走る
・しまいにはリーダーがどんどん見えなくなってしまう(実話)
もし10人ほどのグループであれば慰めあえますが、2〜3人であればどうしようもない...
ではなぜこんなことが起こるのか考察してみましょう。
リーダーが優越感に浸りたい
リーダーになるタイプの特徴として、ほどほどの経験者であり、プライドが高いことが挙げられます。
プライドが高いので、キツいライドでついて行けなくなることは避けたい。
プライドが高いので、スゴイと言われたい。
プライドが高いので、誰かに教えることで「経験者」の自分を感じたい。
その結果、初心者をたくさん集め、自分の「スゴさ」を見せることで優越感に浸るのです。
謙遜することが常識になっている
ロードバイク界では謙遜する方が非常に多いです。
上には上がいることは確かですが、ローディーたちは貧脚であふれています。
皆さんも学生のころ、テスト前に「ぜんぜん勉強してねぇ」と強がった思い出があるかと存じます。
それと同じように、相手に負けた時のための保険をつくっているからなんです。
また、中には本当に上のレベルを目指しているため「自分は貧脚だ...」と思っている方はいらっしゃるでしょう。
ゆるポタ詐欺に遭わないためには
まず、先ほどのグラフをみながらご自分のレベルを確認してみましょう。
もしあなたがレベル3〜6にいるならなんの不安もなくゆるポタ会に参加できるでしょう。
もしあなたがレベル1〜2にいるなら、ゆるポタ詐欺にあう可能性は高いです。
なぜなら、一つの基準としてレーパンを履かずに行うポタリング会は存在しないからです。(独断と偏見)
大きなサークルのポタリング会ならなおさら本気な方もいる可能性が高いです。
詐欺に遭わないようにするためにできることは、
「最低限知識を理解すること」
「ウェアを購入してから参加すること」
です。
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貧脚詐欺は仕方ない
特にリーダーによる貧脚詐欺は仕方ありません。
初めてのライドでしたら見分ける方法はありません。
もし、写真や今までのポタリング記録などが公開されている場合は判断することができるかもしれませんが、そのリーダーが本当に初心者と一緒にゆる〜いライドをしたい方かもしれません。
貧脚詐欺に遭ったら、諦めて「帰ったらなに食べようかな〜」ぐらいに考えていればいいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
多くの方が遭遇しているゆるポタ詐欺、知っているだけでも気が楽になると思います。
ただ、こちらの情報は全て独断と偏見に基づいておりますのでご承知のほどお願いいたします。(笑)
ありがとうございました。
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